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ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどっちが良い?比較結果を解説

歯科矯正ではワイヤー矯正とマウスピース矯正がよく用いられています。矯正治療を受けるときにどっちが良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどちらもメリット・デメリットを持っています。この記事ではワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較して紹介します。どちらが良いかを決めるポイントも説明するので参考にしてください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とはブラケットを歯の表面に取り付けて、ワイヤーで固定して矯正する方法です。歯列矯正の方法として昔から用いられてきました。ワイヤー矯正には大きく分けると次の3種類あります。

・表側矯正

・裏側矯正

・ハーフリンガル

昔から用いられていたのは歯の表側にブラケットを付ける表側矯正ですが、最近では目立たないように歯の裏側にブラケットを付ける裏側矯正や、ハーフリンガルなども使用されるようになっています。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを装着することで歯列矯正をする方法です。段階的にマウスピースを交換していき、理想の歯並びに近づけていきます。マウスピース矯正では以下のように多数のメーカーが優秀な製品を販売しています。

・インビザライン

・アソアライナー

・クリアコレクト

・WE SMILE

・ホワイトライン

・Zenyum

インビザラインは、実績が多くて最もよく取り入れられているマウスピース矯正装置です。アソアライナーのように歯列矯正の痛み対策に長けている矯正装置もあり、さまざまなニーズに応えられる状況があります。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の比較一覧

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の特徴を比較すると、以下のようにまとめられます。

比較ポイントワイヤー矯正マウスピース矯正
自分での取り外し取り外せない取り外せる
見た目の美しさワイヤーが目立つ目立たない
しゃべりやすさやや抵抗がある気になる場合がある
食べやすさ慣れるまで抵抗がある外して食べられる
矯正のしやすさ安定性が高い装着時間による
ブラッシングのしやすさ磨きにくい通常と変わらない
歯の病気のリスク高くなる変わらない
治療中の痛み痛みを感じやすい痛みが軽い
矯正中の通院頻度1ヶ月に1回1ヶ月~3ヶ月に1回
費用やや安いやや高い

ワイヤー矯正は、取り外せない代わりに安定性が高いのがメリットです。マウスピース矯正は取り外し可能で抵抗感が少なく、食事や歯磨きのときに外せる魅力があります。費用は同じ症例ではほとんど違いはありませんが、ややワイヤー矯正の方が安くなる場合があります。ただ、通院頻度はマウスピース矯正の方が少なくて済むのが一般的です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどっちがおすすめ?

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較すると一長一短だとわかります。どちらが良いか迷ったときには以下のように考えてみましょう。

重度の症状ならワイヤー矯正

歯並びが酷く、ほとんどすべての歯をかなり動かさなければならないときにはワイヤー矯正が効果的です。時間的にも一般的にはワイヤー矯正の方が早く治療が完了します。

マウスピース矯正は、どちらかというと微調整や部分矯正に適しています。ちょっと気になるところだけ矯正したいならマウスピース矯正がおすすめです。

利便性重視ならマウスピース矯正

マウスピース矯正は、取り外しが自分でできるので利便性が高いのがメリットです。ストレスをできるだけ減らしたい人はマウスピース矯正を選びましょう。また、食事や歯磨きなどでトラブルを起こしたくないときにはマウスピース矯正の方が安心です。

自己管理が苦手ならワイヤー矯正

マウスピース矯正は自分で着け外しをして自己管理をしなければなりません。慣れるまでは、食事の後に歯磨きをしてマウスピースを取り付けるのを忘れてしまう場合があります。ワイヤー矯正はつけたままにしておけるので安心です。自己管理が苦手な人はワイヤー矯正を選んだ方が良いでしょう。

痛みが気になるならマウスピース矯正

矯正は痛いと聞いて躊躇しているならマウスピース矯正を選びましょう。ワイヤー矯正の場合は痛いと感じる人が多いですが、マウスピース矯正なら痛みがない程度にうまくマウスピースを調整し、じっくりと時間をかけて矯正治療を進めることもできます。

まとめ

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較すると、どちらもメリット・デメリットを持っていることがわかったでしょう。基本的にはしっかりとした歯列矯正を早く進めるにはワイヤー矯正が適しています。しかし、見た目で目立たない方が良い、通院頻度を減らしたい、痛みが気になるといったこだわりがある人にはマウスピース矯正がおすすめです。矯正歯科医に相談して希望や不安を相談すると、より良い方を提案してくれます。迷って決められないときには専門医に気軽に相談してみてください。

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